早食いと肥満の関係

皆さんは食事をするとき、どのくらい時間をかけて食べていますか?
「仕事が忙しい」「子供の世話があるから」「時間がもったいない」などの理由で、早食いしていないでしょうか?

 

実は、早食いは肥満のリスクを高めると言います。

 

子どものころから、「よく噛んで食べなさい」と言われていましたよね。
早食いは健康にも影響をもたらしてしまうので、時間がもったいないなどの理由でも、なるべくゆっくりと食べるようにした方がいいいですよ。

 

実際に、とある調査では興味深い結果が出ています。
女子大生を対象に、食べる早さを5段階に分けてアンケートした結果、「とても早い」と回答した人の平均体重が、「とても遅い」と答えた人に比べて平均的に6キロほど上回っていたというデータがあります。
BMI指数でも、25以上の肥満に該当する人は、早食いをしている傾向にあると言います。

 

それでは早食いの人がなぜ太りやすいのかについてですが、「咀嚼(そしゃく)回数」が関係しています。
食べ物をよく噛んで食べると、唾液が分泌されます。その唾液には、消化酵素が多く含まれているため、消化がスムーズに行われやすくなり、太りにくくなります。
また、食後の血糖値の上昇に伴い分泌されるインスリンとも関係していて、あまり噛まないで食べる人はインスリンが急激に分泌されてしまいます。インスリンは脂肪ホルモンとも呼ばれ、余計なインスリンは脂肪を増やす原因になります。
他にも、よく噛んで食べることで、満腹中枢が刺激されるため、食べ過ぎを防ぐことで太りにくくなるなどの理由もあります。

 

目安としては、1口食べたら20〜30回は噛むように意識して食事しましょう。
噛む回数を意識するだけで、自然と食事にかける時間も長くなります。
あまり噛まずに飲むような食事方法は絶対にNGです。

 

また、早食いは肥満以外にもさまざまな影響をもたらすと言われています。
噛む回数が少なく唾液が分泌されない人は、虫歯や歯周病、生活習慣病リスクが高くなると言います。
噛む力も年々低下していきますから、元からしっかり噛まずに食べる傾向にある人は、歯を失うリスクも高くなることがあります。

 

このように早食いは肥満をはじめ、さまざまな悪影響をもたらす行為ですので、なるべく食事に時間をとるようにしましょう。